【初心者の為の】株式投資 EPS、PER、BPS、PBR
株式投資を始めると色々難しい用語が出てきます。
それらの用語を簡単に解説し、実際の株の売買に役立つのかどうか解説していきたいと思います。
今回は「EPS(1株当たり純利益)」「PER(株価収益率)」「BPS(1株当たり純資産)」
「PBR(株価純資産倍率)」について解説していきます。
EPS(1株当たり純利益) 算出方法は「当期純利益÷発行済み株式数」
重要度:★★☆☆☆(まあ知っておきましょう)
PER(株価収益率)等々の算出に使われる指標。
PER(株価収益率) 算出方法は「株価÷EPS(1株当たり純利益)」
重要度:★★★☆☆(有名な指標なので抑えましょう)
現在の株価が割高か割安かをはかる指標のひとつ。
今の株価が純利益に対して何倍なのかをはかり、概ね「20倍」を上回ると「割高」下回れば
「割安」と言われています。
しかし「割安」だからといって「買われる」わけでもければ「割高」だからといって「売られる」というわけではありません。
成長企業はPERが高い傾向があり、今後も成長が見込める様であればPERが高くても買われます。
逆に成熟企業などは低い傾向があり、安定した業績であってもPERが低いまま放置される事もあります。
また業績の上方、下方修正で簡単に変わってしまうので、PERが低いから割安だといって放置してると
PERが跳ね上がる様な事もあります。
PERが低いから「割安だ!」といって大量に株を購入し直後値下がりし、そのまま塩漬けなんて事もありえます・・。
同業種の銘柄と比べて割安かどうかの参考程度にするのが一番かと思います。
BPS(1株当たり純資産) 算出方法は「純資産÷発行済み株式数」
重要度:★★☆☆☆(まあ知っておきましょう)
PBR(株価純資産倍率)等々の算出に使われる指標。
PBR(株価純資産倍率) 算出方法は「株価÷BPS(1株当たり純資産)」
重要度:★★★☆☆(有名な指標なので抑えましょう)
PBRも株価の割安を探る指標。「企業の解散価値」とも言われています。
「1倍」を下回ると割安と言われています。
PBRもPERと同様「割安だから」といって買うのは危険です。参考程度にしましょう。
今回は「EPS(1株当たり純利益)」「PER(株価収益率)」「BPS(1株当たり純資産)」
「PBR(株価純資産倍率)」について解説しました。
これらの指標は様々な場面で出てくる用語ですので、覚えておくと株式投資の理解が深まります。
・・・がこれらの指標が株式の売買に役立つかというと微妙かもしれません。
あくまで「割安」かどうか参考程度に・・・という感じが良いと思います。
またこれらの指標は証券会社の各銘柄詳細画面に表示されていますので計算式までは
暗記する必要はありません。
次回は「営業利益」「経常利益」「純利益」について解説していきます。